こんにちは、来月メイド喫茶イベントを秋葉原で開催する、まいきーです。
『メイド喫茶リターン』(8/4日、8/11日、8/23金、8/25日 12:30〜22:00)
無謀にも4日間のイベント開催で、15人以上のメイドさんにご協力いただくことになりましたが、もう不安でたまりません!
なんとか成功させたいけどどうしたらいいだろうか…と悩み、推されるメイドになるための本『OSHI理論』を書いたふゅーちゃーさんに相談することにしました!
今回はメイドさんとして働くれもんちゃんにアドバイスいただく形で、「推されるメイド」について学んでいきます。
コンカフェ通いを始めて早19年のコンカフェヲタク。通うだけではガマンできず、ここ数年はコンカフェの同人誌制作や限定カフェにまで手を出してしまっている。
限定イベントで修行中のメイド見習い。れもんと命名されたのは7年前で、とても呼ばれ慣れている。
「推す」「推される」とは?
でも、パッと見て、声とかも聞いて思ったんですけど、いらなくないですか?
だから全然、逆にこっちが教えてもらう立場なんじゃないかってくらいに思ってた。
じゃあいわゆる「推される」みたいな経験はないわけだ?
前回メイドさんとしてイベントに参加したのは、ただ可愛いメイド服が着たいってだけだったんですけど。
その時、イベントの企画を本気で頑張ってる、まいきーさんの姿に感動したので。
どうしようって悩んだ時に『OSHI理論』のふゅーちゃーさんに相談しよう!と思って連絡させていただきました。
アイドルさんでいうと、いわゆるファンの人が頑張って応援して、アイドルさんはどんどん大きな舞台に立てたり新しい経験をして成長していく。
ファンの人はその成長が嬉しいし、その成長のおかげでファンの人へ提供されるものも増えていく。
このくるくる回るループがお互いに支え合っている感じがすごくする。
このあと「推される子」の話をしようと思うんだけど、その前に、「推されてると勘違いしてる子」がいるという話をさせてください
それって「推す側」を経験していないからだと思うんですよ。
それで「推される側」から入っちゃうと、勘違いが生まれる。元々れもんさんは推す側じゃないですか。
さっきの話を聞いていても、僕が好きな推し推されのいい循環みたいな話なんで。スタートポイントとしてはめちゃくちゃいいと思う。
推してもらうには、ガチ恋させないコミュニケーションが重要
ちなみにそういう人がたくさんついているアイドルさんって見たことあります?
ファンがいっぱいいたら推されている、いなかったら推されてない。だいたいそういう一般的なイメージがあると思います。
でも、僕の感覚でいうと、ファンがいっぱいいても本当の意味で推されていない子もたくさんいます。
例えばファンが100人いて、数字で表すとファンはたくさんいて推されているように見えるけど95人が攻撃的なファンだったら実際は推されていないんです。
一方、たとえファンが10人しかいなくても、全員が本当の意味で支え合っているような関係の方が幸せだし本当に「推される子」だと思う。コンカフェを見ていると、そこを勘違いしちゃったような子がいる。
このタイミングでこう言ったら良い推し推され関係になるけど、こう言ったら悪い推し推され関係になるとか。
世間一般でいうと「ガチ恋」関係とかに入っちゃう瞬間がある。
ガチ恋と一言いっても、もちろん良いガチ恋もあれば悪いガチ恋もある。人によって言葉の使い方はだいぶ違うと思うけど、僕ふゅーちゃーが思うにはガチ恋は推しではない。
ガチ恋って、気持ちが暴走して相手を傷つけてしまったり、自分がやりたいことだけをやっているような感じ。
「どういう風なコミュニケーションをとったらまず推されるのか」を理解して、でもその中で「こういうことを言っちゃったらガチ恋ルートに入っちゃう」から気をつけるみたいな。
恋愛シミュレーションゲームとかやったことあります?
思わせぶりの子たちは結構自覚してやっているから。計算高い子の場合だと分かってやっているからヤバくなったらはぐらかす術とかを知っている。
僕からするといわゆる「あざとい子」の方が安心できる。
でも僕からしたら「いや、それは君があの時にああ言うこといったから、彼が勘違いしたんだよ」って感じ。
迷った時の「お久しぶり…ですよね?」
あと思い出しましたが、私のことが気になって来てくれた初対面の方も前回のイベントではいらっしゃって、とても嬉しかったです。
1番やっちゃいけないのが「忘れてしまうこと」。でも、今後どんどん会う人が増えていくにつれて忘れてしまうのは仕方ないと思う。
東京や名古屋含めた推されているメイドさんの全員の共通点は記憶力が良いことです。1年ぶりでも『ふゅーちゃーさんお久しぶりです!』って覚えてくれてる人がいた…嬉しくなるじゃないですか。また来ようって思う!
なので極力覚えるということが大事なんですが、覚えられないじゃないですか。お客さんが来て初めてかそうじゃないか分からなくなってしまった時は、
「お久しぶり…ですよね?」
って言う。これが面白いのは、初めましての人に「久しぶり」って言うのはノーダメージだけど、久しぶりの人に『初めまして』って言っちゃうのは大ダメージなところ。どっちも間違っているんだけどね。
どうしても初めてだとメイド経験があるメイドさんと比べて、推されている数が違うとか、どうして良いかわからなくて自信がなくてとかで、もうちょっと〇〇さんみたいにしたほうがいいんじゃないか、それこそメイドだからもうちょっと萌え萌えキュンしたほうがいいなじゃないかみたいな。
正直メイド喫茶・コンカフェにおいての価値はキャラだと思うんですよ、もっというと個性。下手に世間一般のイメージのメイドや他の人のやり方に中途半端に寄せると、その人の劣化版になっちゃう。
1番正しい方法は自分を信じてとにかくまずは自分のやりたいようにやってみる。あんまり相手に寄せずに「私これが好きなんですよね」って話題を振ってみるとか。多少引かれても気にしない!
なんかこのままでも王道のメイドさんになれると思います。見た目も可愛いし、声も可愛らしいくても応対とかも丁寧だし。
でも例えば、逆に普段は丁寧だけど実は酒を飲んだら口が悪いとかだったとしても、それはそれで良くて、酒クズ枠みたいなどっちに転んでもいいと思う。
2次元のアイドルってキャラが分立しているのが印象的で、こういったキャラにはこういったファンがつくだろうっていうのが良く考えられて作られていると思うんですよ。
それをメイドさんのキャラに関しても当てはめられないのかなって
もちろん一概には言えないですけど、例えばアイドルさんとかだとプロデューサーがいてこの路線で売ろうみたいなのが決められる。
でもやっぱり自分のことだから自分でプロデュースしたいみたい気持ちがある人もいるじゃないですか。
そういうときにメイド喫茶だと、やろうと思えば完全に現実の自分と切り離せます。名前やSNSアカウント、制服やメイクも変えて、全く違う自分になれる。
セルフプロデュースするときに「自分がなりたい自分になる」っていうのはOK。
ゲームのアバターみたいに自分の好みの髪型や格好にすると、それは自分の理想だから楽しい。自分が楽しめる方向でのメイドれもん像を作るのは全然ありだと思う。
自分のなりたい像 + 足りないところは他の人の意見を聞いていって良いメイド像を作れたらなって思いました!
このイベントのおかげでメイドでもなんでもない私がメイド服を着ることが出来るので。運営さんに還元したいという思いですね。
この機会がなければ絶対メイドさんにはならなかったので。
自慢話を引き出して相手を喜ばす
自分で話題を提供しなきゃって、自分の引き出しを全部出さなきゃって焦っちゃう。自分の引き出しを出すよりも、相手の引き出しを開けるっていう観点でいくのが良いです。
基本話題を振って、わからないワードとかが出てきたときに「それって何ですか?」って質問をしまくる。
1番楽なのは「自慢話」をさせること。男性特有だと思うんですけど、基本めちゃくちゃプライドが高い生き物なんで、可愛い子に自慢話したい。
自慢話をさせておけば勝手に喋る笑。ちょいちょい「すごい!」とかよいしょ的な事を言っておけばどんどん盛り上がって、勝手にババーってしゃべってくれて、相手はめっちゃ満足して帰ります
メイド喫茶ってすごい不思議なのが「メイドさんを楽しませに来てる場所」なんですよね。
自慢話をして満足する奴は自慢話をすると思うし、自慢話ばっかしてメイドさんがつまんなそうにしていたら気遣うなって思う人は、いかにメイドさんを楽しませるかっていう話術を逆に本人が心得ているっていう。
全然会話続かないなって思ったら自慢話をさせておけばいい。
最後に
『再会理論』や『自慢話理論』などそれぞれ『〇〇理論』って名前がつけられていることで、今まではっきり認識できていなかった推し推されの世界観がすっきりしました。
これを知りたいメイドさんもいっぱいいるんじゃないかなと思います。
ダウンロードはこちらから
メンバーは本当にメイド喫茶が好きなただのオタクがメイド喫茶について思うことを好き勝手書くっていうコンセプトで…なのでタイトルも『THE同人』。
アマチュアっていうのが同人だと思うので。体裁もかたくなにオフセ本じゃなくてコピー本を貫いている。これの12作目を今回夏コミでは出させていただくので。ぜひ!!
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ふゅーちゃーさんよりお知らせ!
夏コミC96でも少量ながら印刷版の頒布も行いますので、是非、遊びにきてくださいね。 詳しくは「【お知らせ】M.A.I.D. C96 8/11(日)西あ31aで参加します!」をご覧ください。
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