こんにちは、polcaという少額の資金調達アプリが出た時に、「失恋の痛みを忘れるために、メイドカフェのVIPルームに行きたい」と掲載したことを思い出しました、まいきーです。
メイドカフェの真理を求めて突き進む道、それが「メイドカフェ道」
そんなメイドカフェ道を極めるべく、メイドカフェに精通した人たちへのインタビューを始めることにしました。
第二弾は、メイドカフェ メリーゴーランドのオーナーである三木さんに話を聞くことができました。

メイドカフェが仕事のやる気につながる
僕はメイドカフェが好きで、三木さんがメイドカフェをオープンするというブログを偶然見つけました。
まだ不動産や店名すら決まっていなかった時からのファンなので、ぜひお話を聞かせてもらいたいと思いました!
メイドカフェのオープンを考えた理由は何だったんですか?
ただ、楽しそうだったから!実はそんなに深い理由があったわけではないんです。
数年前に、実家の福岡から東京に遊びに来た際に観光名所としてメイドカフェに行ったことはありました。
その後、何度か秋葉原を訪れた時に行ってもやっぱり楽しかったから、仕事にしたら面白いんだろうなと。

店名である「メリーゴーランド」からもわかるように、「がんばる大人の憩いの場」「大人になっても子供の頃のように心から笑顔になれるお店」がコンセプトということですが、その思いは前から強かったのですか?
はい、無邪気に楽しめることは誰にとってもいいことですし、楽しいとテンションもモチベーションも上がります。
「メイドカフェ楽しんだから、明日から仕事頑張ろう!」「次また行きたい、それまで仕事頑張ろう!」と思ってもらうのはいいですよね。
そう、私生活が楽しかったら、仕事もやる気になります。
ちなみに、メイドカフェはどんな面白さがあると思っていたんですか。
なんかわからないんですけど、
メイドカフェをやりたいと思ったのは直感としか言いようがなくて。
僕が行って楽しかったからという、常にですが、すごく単純な気持ちで動いてますね。
でも、やりたいと考えても実際に行動に移す人って一握りだと思います、すごいです。
みんなが楽しくいられる場所を目指した結果
メイドカフェをオープンしてから今にかけて、たくさんの経験をされてきた中で、最も嬉しかったことは何ですか?
嬉しかったことですか、それはいっぱいあるな。色んな人が応援してくれたこと、その気持ちが伝わってくるのは嬉しかったです。
友達は呼んでもいないのに、勝手にふらっとお店に来て、シャンパンを注文してくれたり。
それはシャンパンが嬉しいというわけではなく、そんな考えてくれているんだと。
あと自分の家に置くために買った備品をお店に持ってきてくれたり、ここにある鏡がそうですよ。
それ以外に嬉しいことと言えば、メイドさんと雑談をしていて「
メリゴが好きだ」とか「
三木さんがオーナーだから続けて仕事していられる」とか。そんな風に言ってもらえるのは本当に嬉しいです。
お客さんだけでなく、メイドさんも含めて、みんなが楽しくいられる場所にすることを目指していたので。
(※メリゴ…店名である「メリーゴーランド」の呼び名)

無知と孤独と理不尽との闘い
喜びもありながら、でもやはり大変さもありそうです。
覚えてないほどあります。決意してから、1年後にメイドカフェをオープンしようと考えていました。
ただ、知識も経験も何もかもゼロで、最初は一つもわからなかった。費用はいくらかかるのか、何が必要なのか、聞く人もいなくて。
やりながら考えようという感じで、金集めから業者選びまで全て全力でした。
どこに頼んでいいかわからないし、どうやって調べたらいいかわからないし、とにかく片っ端から電話かけまくって話を全部聞いて。中には悪徳業者っぽいのもいたり。
それはヒドイ。そんな苦労もあって、無事メイドカフェをオープンしたわけですが、その後の大変さはどのようなものがありますか?
何かが起こるたびに、一つ一つ全てを自分で決断して。
悩みとか辛さとか、表面上ではなく本当の意味でわかってくれる人、共感してくれる人はいないと思います。
よくわからないクレームを受けたりですかね。「紅茶薄めてるだろ!」と言われることがありました。
いやいや薄めてないし、そもそも原価的に薄めたところで利益は変わらないからやらない。
薄めていないことをしっかりと説明して、納得はしてくれました。
色々な考えを持った人はいるから、想定外のことをする人は一定数いるんだなと。
メイドカフェの見返りは、誰かの喜ぶ姿
オープンして4ヶ月ほどが過ぎて、お店のファンが増えてきたんじゃないでしょうか。
メリゴのどんなところに惹かれてる人が多いのか気になります。
メイドさんの可愛さですね。メイド希望のアルバイトの応募数に対して、採用数を少なくしているのは、人が足りなくても、妥協したくないから。

こだわっていますね。あと、三木さんが表に出てお客さんと話すのも、一つの魅力なんじゃないかなと。
僕は様々なメイドカフェに行っていますが、店長やオーナーがメイドじゃない場合、どんな人かわかりません。客前に出るお店なんてほとんどないので、これは唯一無二。
「おかえりなさいませ、ご主人様」「行ってらっしゃいませ、ご主人様」と冗談で以前言ってくれましたもんね笑
お客さんを楽しませたいんです。もちろん、メイドさんとだけ話したいお客さんは多いので、呼ばれない限りは表には出ませんよ。
僕自身、人と話すのが好きだから、呼ばれたら出ます。
最後に、メイドカフェをオープンしたい人にメッセージをお願いします!
本当に大変だと思いますが、本気だったら頑張って欲しい。
本に一般的なカフェでいうと、600万~1000万円のお金があれば開業できるって書いてるじゃないですか。
だからメイドカフェもお金があればなんとかなると舐めてたけど、やらなきゃわからない大変さがいっぱいあった。
でも、それを上回る楽しさはあります。色んな人と関われるし、楽しい話が聞けるし、そして誰かが喜んでる姿をいっぱい見れるから、やっててよかったなと心から思います。
おわり
三木さんからの学びをまとめると、以下になります。
1. メイドカフェは仕事のやる気につながる
2. 思い立ったら、即行動
3. 開業時の応援は頑張る源となる
4. 経営者は孤独との闘い
5. メイドカフェでは誰かの喜ぶ姿がいっぱい見れる
メイドカフェ道の探求はまだまだ続く!
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